個人事業主でも仕事をしていると、何かしらのトラブルで損害賠償を請求されることがあります。
相手の信用にかかわるようなミスをしてしまえば、そうなることは覚悟しなければなりません。
仕事でミスを起こしてしまったら、まず先方に謝罪します。
その時に賠償請求があれば、支払いに応じる必要があります。
場合によっては、必要以上の金額を請求されることがあるため、弁護士などに間に入ってもらい対応を進めていきます。
トラブルを起こし、実際に訴えられて賠償金額に不満がある場合は、それを認めないことを示した答申書を裁判所に提出します。
実際に訴訟になった時、原告に対して請求すべきものがある場合は、逆に提訴することもできます。
賠償請求が決まった場合は賠償金額を支払う必要がありますが、IT系で働いている場合はIT業務賠償責任保険というものがあります。
ITでは、個人情報の取り扱いや不正アクセスなどの脅威にもかかわっていくため、賠償請求になれば高額になることが多いです。
実際にこの保険に加入しておけば、いざというときに対応しやすくなります。
賠償請求された場合、それが保険の範囲内で対応できるのか、または補償の金額はいくらになるのかが重要になります。
ITは新しい技術がどんどん生まれるため、保険加入時に予期せぬことがあった時は、保険では対応できないことも考えられます。
また個人情報にかかわるものなら、個人情報漏洩に関する損害賠償責任保険に加入することも検討しましょう。